欧州教育事情視察旅行記 7ページ

欧州教育事情視察旅行記  社会福祉事務所(ストックホルム)訪問

 11:00〜12:30社会福祉事務所訪問
 ストックホルムを20の区域に分けて,このような社会福祉事務局がある。
 社会福祉の進んだスウェーデンの組織である。
 とにかく欧米に人々はすべてに自分から進んで積極的に働きかけていくという,自律した個人を感じた。
説明をしてくれるダンデシュ・ファルさん 社会福祉事務局の外観 建物の入り口付近
建物から出てくる
上左より 説明をしてくれるダンデシュ・ファルさん
    この事務所はこんな感じ。
    入り口付近。
左・説明を受けた後,外に出て,秋の光を浴びる。
メーラレン女王号の前で  続いてお昼ご飯のお話。
 お昼は,リッダーホルン島の岸壁につながる,白い大きなヨット「メーラレン女王号」でいただく。
 ストックホルムという名前がそもそも寄せ集め(ストック)と島(ホルム)という意味である。
 王様の住む島,貴族の買った島,など島が多く点在している。
 その中の一つの島につながるヨットがホテルやレストランになっている。ようやく私にもすべて食べられるくらいの量であった。しかし,米の飯が食べたいよーと思う私であった。

欧州教育事情視察旅行記  ストックホルム市学校教育課訪問

14:00〜15:30 ストックホルム市学校教育課訪問
ストックホルム市教育委員会の玄関 エバ・ダニエルソンさんから説明を聞く  エバ・ダニエルソンさんという女性の校長先生からスウェーデンの教育改革についての説明がある。
 1992年に改革が行なわれ,学区というものがない。
 つまり二俣,田島に住んでいたら必ず医王山中学校といったことはなく,親は自由に学校を選べる。
 親は,子どもが安心していける学校,よい授業をする学校,環境のいい学校を選択する。
 各学校の校長は,自分の学校を宣伝することになるし,いい先生を自分の学校に雇うことを考えるということだ。
 小学3年生から英語の授業が始まる。
 さらに小学6年生から第2外国語(ドイツ語かスペイン語)の授業が始まる。
 それから,担任は3年間持ち上がるということであった。
ソデテリエ・コミューンの学校紹介の小冊子の表紙
 これが,1日目に訪問したソデテリエコミューンの学校紹介の小冊子。
 全小中学校の案内が載っている。
 その中の訪問したオックスバックススコーランとフォーンバッカスコーランの部分を抜き出すとこのようになっている。
 どんな学年の学校なのか,児童生徒数,学級数,創立の年,住所,電話,校長氏名などがのっている。
 そして,校長の顔写真がのっている。
oxbacks fornbacka
 おまけだが,この教育委員会の真下に小学校がある。その校舎や校庭を撮影してみた。
小学校の校庭 小学校の校庭
 15:30終了
 これにてスウェーデンでの公的な研修は終わる。


 この日は時間があるのでストックホルム市内のデパートに行く。
 1時間の自由行動時間で,デパートの中をふらふらと歩く。
 おもちゃ売り場で木のゲームを買う。
 陶器などのある階でぐい呑みになりそうなグラスを買う。もちろんこの国には米で作る酒はなく,これはウイスキーなどをストレートで呑むための小さなグラスである。
 それとスウェーデンのキーホルダーを買う。
 デパートの雰囲気というか,商品の並べ方などは日本と同じである。1階に化粧品や靴など,2階に上がると婦人服,こんなふうに日本のデパートと雰囲気は同じである。どこでもまず女性客の気を引くのが資本主義国家のやり方らしいね。
 帰り道,明日は土曜日ということもあってか,酒屋の前が大賑わいだった。
 この国では酒は国営の店でないと買えない。軽いビールならどこでも売っているが,強いビールと酒は国営の店でしか売っていないのだ。
 夕食は中華料理を食べに行く。
 「Hong Kong」という店である。中華料理はすごい!いや,中国人がすごいのか。世界のどこに行っても中華料理の店のない国はないだろう。
 やっぱりスウェーデン料理よりも中華料理のほうが口に合う。ご飯も出て,これは残さず食べる私であった。
 しかし,この旅行記,食事のことばかり出てくるような気がしないでもない。
 21:00過ぎホテルに帰る。またもや熟睡できる私です。

−−−−−−−−−−− 飛行機の仕切り線 −−−−−−−−−−