ワット・サケートにでかける

 19日はまず最初にプー・カオ・トーン(黄金の丘)とも呼ばれるワット・サケートに行きました。
 前日,バスで王宮からサヤームスクエアに戻ったのですが,その時にバスがワット・サケートの側を通っているのを見ていたので,その逆のルートをたどってバスでワット・サケートに向かいました。
ワット・サケートの登り口  降りる場所はよく分からなかったのですが,バスの料金を集める人が降りる場所を教えてくれ,まさに入り口のすぐ側で降りることができました。

(← ワット・サケートの入り口)

 ワット・サケートは丘とも呼ばれているくらいなので,確かに高台にあり,バンコク市街を一望することができます。

ワット・サケート
(← ワット・サケートに登っていく途中。後ろにらせんの階段が見えています。)

 仏塔までの参道は螺旋階段になっており,丘の周りをぐるぐる回りながら上っていきます。

ワット・サケート
(← ワット・サケートの黄金の仏塔。かなり引いて撮っても全景が入らなかった。)

 頂上まで登り,バンコク市街を眺めて風にあたると,しばし暑さも和らいだ気がして気持ちがよかったです。

ワット・サケートの犬
(← おまけ画像その1。ワット・サケートの階段で寝そべる犬。あまりの暑さに,彼もぐたっとなって,お休み中。)


どこかのお寺
(← おまけ画像その2。民主記念塔に行くまでの間にあった公園とお寺。あちこちにあるお寺はみんなこのような感じの屋根がある。)


民主記念塔
(← 民主記念塔)

 ワット・サケートを出た後は,そこからわりと近くにある民主記念塔を見に行きました。
 この塔は1932年に勃発したクーデターの結果,絶対君主制から立憲君主制に移行したことを記念して建立されたものです。
 タイ民主主義のシンボル的モニュメントだそうで,とても変わった形の塔です。

果物屋さん
(← 途中の道ばたで,果物屋さんからパイナップル(10バーツ)を買いました。 注文すると,写真のようなスコップみたいな「まな板」の上にパイナップル4分の1切れを取り出し,あざやかな手つきで切り分けてくれます。それを袋に詰め,長い竹串を1本さしてくれて,できあがり。冷えていて,なかなかおいしいのです。)

 その後サヤームスクエアに戻って昼食をとり,BTSでスクンビット通りの露店がたくさん出ているあたりに行ってきました。

露店
(← 左の通りがスクンビット通り。BTSの高架軌道の橋脚も見える。こんな風に歩道に露店が並びます。)

 服や雑貨,工芸品などおみやげ物がたくさん売られています。
 タイの元気なおばちゃんと値段の交渉をしたりしながら少し買い物をして,いろいろなものを見て歩いて,その日は終わりました。

19日の昼ご飯
(← 今日の昼ご飯は,毎度おなじみのMBKセンターのフードコートにて。注文したのは焼きそばとギョウザ。メニューもローマ字でYAKISOBA,GYOZAと書いてありました。)


 その日の夕食に8番ラーメンに行きました。
 この8番ラーメンというのは私の地元である金沢発祥のチェーン店で,とても親しみのあるお店なので,タイではどんな味なのかと一度行ってみたのでした。
 トムヤムラーメンというのなどもありましたが,私たちは試しに味噌ラーメンと醤油ラーメンを注文してみました。
 思っていたよりも日本に近い味でしたが,やはりどこかタイ風味でした。
 このお店は私の感覚ではラーメン屋さんだから,当然行ったらラーメンを注文するのですが,タイの人たちは水だけを注文していたりしたので,ちょっと面白かったです。

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父上コラム

今日の客引き(ワット・サケートを出て)

 ワット・サケートから民主記念塔までは近いので歩いたが,歩いているとすぐにトゥクトゥクの運転手が寄ってくる。
 「5バーツ,5バーツ」と声をかける。
 5バーツというと破格値である。
 「安いんならこれに乗る?」と娘に聞くと,「だめだめ」という話。
 安いが,こんな場合は別のおみやげ屋へ連れて行ってしまうという。
 そこへ連れて行くことによって,お店からお駄賃をもらうわけだ。
 あるいはちがうところへ連れて行き,そこから目的地まではトゥクトゥクに乗らざるを得ず,その場合には高い料金になるらしい。
 日本のことわざが思い出される。
 「タダほど高いものはない。」

今日の客引き(バスに乗ろうとして)

バス停
(← タイのバス停)

 バス停に向かって歩いていると,女性が声をかけてくる。
 ガイドすると言っている。
 そして,「I’m a teacher」と言う。
 しかし,これが信用できるかというと逆で,なんで先生が,平日の昼間暇なんだ?と思ってしまう。
 ま,先生といってもいろいろあるから……

ラーメン屋はラーメン店にあらず

 日本ではラーメン屋に入る目的はラーメンを食べることであろう。
 しかし,タイではそうでなかった。
 学生らしき集団が7,8人でしゃべっている。
 彼らが去ったあとにはラーメン鉢が2つだけ。
 あとは何も注文せず,しゃべっていただけ。
 水だけを注文して(もちろんタイでは水は有料だが)商売の話をする人,うーん,喫茶店がわりか。
 フライドポテトとフライドチキンを注文して食べる欧米人の親子,うーん,ケンタッキーフライドチキンがわりか。
 要するにラーメン屋といっても,食堂という感覚であり,ラーメンを食べに入るという感覚ではない。
 ちなみに,味噌ラーメン,醤油ラーメンとも50バーツ。
 そこにはビールはハイネケンしかなく,それが60バーツで,ラーメンより高い。
 タイでハイネケンを飲んだのはこれが最初で最後。