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フリーマントルとスビアコに行く

フリーマントル駅  (←フリーマントル駅)

 2月29日は日曜日だったので,数多くあるウィークエンドマーケットの中の一つで,有名なフリーマントルマーケットとスビアコマーケットに行ってきました。
 フリーマントルへはパースから電車で30分で行けます。
 まずは早速マーケットに向かうことにしました。

フリーマントル・マーケット
 (←フリーマントル・マーケット)

 駅からは歩いても行けますが,パース市内を走るキャット・バスと同じでフリーマントルにもオレンジ色のキャット・バスが走っているので,それに乗ることもできます。
オレンジ・キャット
(フリーマントルを走る無料のバスオレンジキャット→)

 私は駅からてくてく歩いて行きました。
 そしてマーケットの中を歩き回ってお土産などを買い,面白いものを探して見て回りました。

インド洋
 (←フリーマントルの海岸から見渡すインド洋)

 その後,マーケットを出てからインド洋を見に海岸に向かいました。
 海といえばいつもたいてい日本海を見ている私は,インド洋を見て毎回「これがインド洋かあー」と感動していますが,今回もこれがインド洋かーと思ってきました。
 どのビーチに行っても砂が白くて海が鮮やかな青色なので,見ていて飽きることがありません。
 夏だったので,ビーチで泳いでいる人たちもいました。
 ビーチでは時々イルカなどが見られることもあるそうです。
 他にもあざらしなどがいることもあるそうで,海の動物たちにも過ごしやすい海なのでしょうか。
 しかし時には鮫が来ることもあるそうで,それはちょっと怖いと思いました。

西オーストラリア海洋博物館
 (←西オーストラリア海洋博物館)

 そこでご飯を食べてから,海岸のすぐ側にある西オーストラリア海洋博物館に行ってきました。
 ここでは,17〜19世紀に難破した船に関する資料が展示してあるのですが,難破船の復元されたものや難破船から引き上げられたものなど,なかなか興味深いものがたくさんあり,見に行ってみるのも面白いと思います。

ラウンドハウス
 (←ラウンドハウスの階段。ここを上るとインド洋の見えるところに出る)

 博物館を出た後,海岸沿いを歩いてラウンド・ハウスに行きました。
 ここは元は刑務所だったのですが(スワン川植民地最古の刑務所らしいです),どちらかというと,その跡地を見に行くというよりは,高台にあるのでそこから見えるインド洋など景色を楽しみに行きました。
 遠くにぼんやりと島なども見えたのですが,それが何という島かなどは全く分かりませんでした。

タウンホール
 (←タウンホールの建物)

 ラウンド・ハウスを見た後は,フリーマントルのシンボル的建物であるフリーマントル・タウン・ホール(市役所)に行きました。
 行ったとは言っても,ここは特に何ができるわけではなく,時計台がある建物を見に行ったのでした。

フリーマントル刑務所
 (←フリーマントル刑務所)

 タウン・ホールを見ると,次はフリーマントル刑務所です。
 1991年まで実際に使われていたこの刑務所の中を,ツアーでまわることもできるのですが,このツアーはとても長いので,一度行ったことのある私はぶらりと外観だけを見に行きました。
 パースもフリーマントルも建物やその周辺がとても綺麗だと思うので,そうやって外観を見に行くだけでも楽しめるのではないかと思います。

 この刑務所を見て,私は一人でスビアコに立ち寄ってパース市内に戻ろうと思っていたのですが,この刑務所の前で偶然すれ違った日本人の女の子と話をして,そこからは一緒に歩いてまわりました。
 彼女は春休みを利用して1ヶ月半,パースにホームステイして学校に通っていると言っており,私が出会った時はもう1ヶ月を過ぎたところで,お土産などを探しがてらフリーマントルの観光に来たそうです。
 私はそのままスビアコに向かう予定だったのですが,彼女が見てみたい教会があるということで,そこに一緒に立ち寄ることにしました。
 
 炎天下の中を二人で身の上話などをしながら(なにしろその時初めて会った者同士だったので)歩いて,どうやら目的地と思しき教会にたどり着きました。
 そこで早速教会の敷地の中に入ってみると,教会の中ではなにやら人がたくさんいて何かをしているようでした。
 ミサをしているのかなあと話しながらもう少し行くと,そこにシンプソンズ(アニメです)の夫婦がタキシードとウエディングドレスを着たぬいぐるみを付けた真っ白のリムジンが止まっていました。
 そうです。
 どうやら教会の中で行われているのは結婚式だったようなのです。
 そのリムジンの運転手さんと思われる人が雑誌を読みながら日陰に座っていたので,許可を得てリムジンと記念撮影をしてしまいました。
リムジン
 (←フリーマントルの教会で見たリムジン)

 そして新郎新婦がもうすぐ出てくるのかを尋ねてみたのですが,40分以上しないと出てこないということで,二人を見るのは諦めて教会を後にしました。
 しかし,偶然に立ち寄った教会で結婚式をしているところに遭遇して,なんとなく他人事ながらお幸せに,という気持ちになることができました。
 
 そこから再び炎天下を歩いてフリーマントル駅に戻り,電車に乗り込みました。
 切符は市内までを買ったのですが,パースでは一度切符を買うと一定区間内で一定時間(2時間だったと思います)電車とバスが乗り降り自由になるので,そのままの切符でスビアコに立ち寄り,時間内に再びスビアコから電車に乗ってパースに戻ろうということになったのです。

スビアコのマーケット
 (←スビアコ駅を出てすぐのマーケット)

 スビアコで開かれるウィークエンドマーケット,スビアコマーケットはフリーマントルマーケットと並んで有名なもののようなのですが,私は以前住んでいた5ヶ月の間に一度も行く機会がなく(正確にはホストファミリーと一度だけ車で通りかかったのですが),今回が初めてでした。
 マーケットはいくつかあったようなのですが,このマーケットの情報はガイドブックなどにも載っておらず,あまりの暑さに見知らぬ場所を長時間歩き回る気にはなれず,駅を出てすぐのところにあるマーケットの中をまずは見てきました。
 そして,その後はスビアコの通りを歩き,気に入った店があったら立ち寄りながらまた駅まで戻ったのでした。
 
 スビアコからは,また電車に乗って市内に戻り,一緒にいた彼女の電車の時間まで市内にいて,彼女が帰る時に私もホテルに戻りその日は終わりました。