金沢桜百景

六斗の廣見・菅原神社(ろくとのひろみ・すがわらじんじゃ)

 寺町5丁目・野町3丁目

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六斗の廣見

 六斗の廣見(広見)にある菅原神社の桜です。

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六斗の廣見

 金沢は戦災にあわなかったので,藩政時代からの道がそのまま残っています。
 道幅が1.5車線くらいで,外敵の進入を防ぐため見通しを悪くして曲がりくねっています。
 そんな狭い道を歩いていると,突然現れるのがこの廣見というやつです。

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六斗の廣見

 廣見というのは藩政時代,火事の際に延焼を防ぎ大火としないための町づくりとして設けられました。
 このように広い場所を空けてあり,金沢のあちこちにありました。
 右に曲がっていくと,犀川大橋です。
 途中に忍者寺として有名な妙立寺(みょうりゅうじ)があります。

(1999-04-11撮影)

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★六斗林(ろくとばやし)★
 古くは六動と書き,その地名の由来は源平時代には加賀の国の住人,林六郎光明の郎等,六動太郎光景がここにいたということに由来します。
 後には樹木が生い茂り六動林といわれました。ここから六斗林,六斗になったといわれています。
 元禄の末には泉野桜木神社の鳥居の角に茶店2件だけのさみしい野原でしたが,しだいに町家が立ち並び,町名を六斗林としました。

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