日本昔話「花咲かじいさん(はなさかじいさん)」

 昔,昔のことでした。
 いいおじいさんと,悪いおじいさんがとなりどうしで住んでいました。
 いいおじいさんはポチという犬を飼っていました。
 ある日のことです,いいおじいさんがポチを連れて畑に行くと,ポチが「ここ掘れ,ワンワン」とほえました。
 そこを掘ると,宝物が出てきました。
花咲じいさん  これを聞いたとなりの悪いおじいさんが,ポチを借りて畑に行きました。
 するとポチが「ここ掘れ,ワンワン」とほえました。
 そこを掘ると,ゴミが出てきました。
 悪いおじいさんは怒ってポチのしっぽをもってポチを振り回しました。
 ポチが言いました。
「痛い!こらっ!はなせ!じいさん!」
 それでも悪いおじいさんは離さずに,ポチを振り回しました。
「はなさんか!じいさん!」
 ポチが何度も言いました。
「はなさんか!じいさん!」
「はなさんか!じいさん!」
「はなさんかぁぁぁぁ!じいさん!」

 以上「はなさんかじいさん」のお話でした。


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 ★ 岡 絵里からこのページにたどり着いたよい子のみなさんへ伝えたいこと ★

 日本昔話はインターネットで検索する前に,まずはお父さん,お母さんに語って聞かせてもらいましょう。インターネットの情報は時として危険に満ちあふれていますから,注意が必要です。
 もしも,お父さん,お母さんが忙しくて,お話をしてくれないか,本を読んでくれないのならば,自分で本を探して,読んでみましょう。本を読むことは大切なことです。
 あるいはお父さん,お母さんがそもそも日本昔話を知らないというちょっと寂しい大人ならば,あなたがお話を読んできて,逆にお父さん,お母さんに日本昔話を語ることもいいことです。
 また,学校図書館の司書の先生や,図書館の司書の方に尋ねるのもいい方法です。コンピュータの画面よりも人間の方がとても面白いですよ。

「ことごとく書を信ずれば,すなわち書無きにしかず。」(孟子)

「ことごとく情報を信ずれば,すなわち情報無きにしかず。」(絵里)

 おまけですが,動物を虐待(ぎゃくたい=いじめること)してはいけません。
 それと,友達をいじめてもいけません。
「弱いものいじめは,弱い者の弱さ」(森 毅)
「いじめはみじめ」(絵里)
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