日本昔話「舌切り雀(したきりすずめ)」

 昔,昔のことでした。
 あるところに雀が住んでいました。
 この雀はいつも後始末が悪く,何かしては,そのままで出しっぱなし,やりっぱなしでした。
english  つまり,おもちゃ出したら,出したっきりで,かたづけけない。
 本を読んだら,読んだっきりで,かたづけない
 テレビを見終わってもつけたっきりで,どこかへ行く。
 どこかに行くにも,扉は開けたっきりで,閉めない。
 とにかく何かしても,したきりのままでした。
 つまり,この「すずめ」は「したきり」で後始末をしない「したきりすずめ」でした。

 以上「したきりすずめ」のお話でした。


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 ★ 岡 絵里からこのページにたどり着いたよい子のみなさんへ伝えたいこと ★

 日本昔話はインターネットで検索する前に,まずはお父さん,お母さんに語って聞かせてもらいましょう。インターネットの情報は時として危険に満ちあふれていますから,注意が必要です。
 もしも,お父さん,お母さんが忙しくて,お話をしてくれないか,本を読んでくれないのならば,自分で本を探して,読んでみましょう。本を読むことは大切なことです。
 あるいはお父さん,お母さんがそもそも日本昔話を知らないというちょっと寂しい大人ならば,あなたがお話を読んできて,逆にお父さん,お母さんに日本昔話を語ることもいいことです。
 また,学校図書館の司書の先生や,図書館の司書の方に尋ねるのもいい方法です。コンピュータの画面よりも人間の方がとても面白いですよ。

「ことごとく書を信ずれば,すなわち書無きにしかず。」(孟子)

「ことごとく情報を信ずれば,すなわち情報無きにしかず。」(絵里)

 おまけですが,ちゃんと何でも後始末をしっかりとして,お片付けはしましょうね。
 「立つ鳥跡を濁さず」と言いますからね。
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