マレーシア・シンガポール旅行記
 −スチームボートの晩ご飯のあとホテルへ−

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 今日の晩ご飯はスチームボートである。マレーシアは多民族国家であるので,それぞれマレー料理,中国料理,インド料理と各民族ごとの料理がある。今晩のスチームボートは中国料理である。

これから晩ご飯 スチームボート始まります状態 スチームボート始まります状態
(写真説明 上左:座ったときのテーブルの上。上中&右:これから料理しますよ状態。)

 今回訪ねた店は「海京楼」という中華料理店だったが,お客を見ていると,通常の中華料理を注文している人の方が多い。やはり,スチームボートは一度は食べてみなくてはという観光客が注文することが多いのかもしれない。スチームボートとはいわば鍋料理だが,この鍋の形はタイのタイスキを連想させる。今回はすべておねえさんがお世話してくれる。まあ,ばらばらのツアー客の集まりだから,それでいいのだろう。材料を撮影してみたが,肉やら魚,それに野菜,またラーメンらしき麺もある。

タイガービール スチームボート始まりました状態 ナプキン
(写真説明 上左:タイガービールとウーロン茶。上中:鍋始めましたよ状態。上右:皿の上に広げたこの店の名入りのナプキン。「海京楼酒家有限公司」(Hikeng Restaurant Sdn.Bhd.)とある。)

 さて,ビールを注文すればタイガービールである。お昼ご飯にはビールを注文しなかった女性陣の中にも晩ご飯では注文する人がいる。(ちなみにうちの連れあいはお昼から注文。これが熟年夫婦というものである……かどうかはわからないが。)
 今回は温かいウーロン茶が出てくる。

第1弾 第2弾 第3弾
(写真説明 上左:第1弾豆腐中心。上中:第2弾ホタテ中心。上右:第3弾海老と魚のつみれ。)

 スープの味はいたってあっさりしていた。そのままでも十分いけるのだが,小皿に魚醤が入っている。タイのナンプラーやベトナムのヌックマムといった感じである。マレーシアではこれをなんと呼ぶのか知らないのだが,かなり醤油のように色が黒い。これにちょっとつけて食べてみるが,特につけなくても,元の味があっさりしていて,味がいいのだった。
 右の写真は「あっ,自分のやつに海老が入っていない。」などといって,うちの連れあいのやつとともに撮影したのだったが,しっかり中から海老が出てきた。やはりおねえさんはひいきすることなく,みんな平等によそってくれるのだった。このまあるいつみれのようなやつもうまかった。

麺 店の前で
(写真説明 左:最後の仕上げの麺。右:店の前のベンチで。)
 最後に菜っ葉と麺が出てきた。日本料理でいうと最後の食事代わりみたいなものである。ちょっと伸びていて,まあ麺自体はそんなにうまいというほどじゃなかったが,どんどん味のしみたスープはうまかった。
 さて,このような晩ご飯を終え,再びバスに乗り込んでホテルに向かったのだった。

ホテルの部屋 プール脇にて 海岸
海にさわる プールサイド
(写真説明 上左:ホテルの部屋。上中:ホテルのプール脇。上右:マラッカ海峡の海岸。左:海に触る。右:プールサイド。)

 このホテル「エブリー リゾート ホテル マラッカ(Everly Resort Hotel Malacca)」もまた5つ星ホテルらしい。確かに全室マラッカ海峡に面し,プールもあればテニスコートもある。今回泊まったホテルの中では一番部屋がよかった。ベッドルームが仕切られていて,まあちょっとしたスイートルーム風の作りである。それとバーカウンターのようなものがしつらえてある。
 さて,まだホテルのプールにも照明があるうちにと,少し外へ出てみた。プールで泳いでいる人もいるし,この日,海際のところでバーベキューをしている団体もいて,いいにおいが漂ってくる。
 やはりインド洋に触ってみなければなるまいと,砂浜に降りてみる。マラッカ海峡を行き交う多くの船が見えるし,空には星も見える。南十字星も見えるとのことだったが,ホテルの明かりも結構明るく,よくわからなかった。

ホテルからの夜景 ホテルからの夜景
(写真説明 左:夜景北方向。右:夜景南東方向。)

 最後に海と反対側(東側)の夜景を紹介しておこう。すべての部屋がマラッカ海峡を望めるようになっているので,反対側は廊下。しかも吹きさらしである。その手すりにカメラを置いて撮影してみた,ホテル前の国道E6号線である。
 (この写真の大きな画像「エブリー リゾート ホテル マラッカからの夜景」というページもつくってみたので,ご覧ください。)