日本昔話「桃太郎(ももたろう)」第4話
「桃太郎家来を見つけるの巻」

 桃太郎はおじいさん,おばあさんに作ってもらったきびだんごを持って鬼ヶ島に向かっていました。
桃太郎  歩いている途中で,犬がやって来ました。
「ワンワン,ワンワン。」
「桃太郎さん,桃太郎さん,お腰につけたきびだんご,一つくださいお供します。」
と言いました。
 桃太郎は言いました。
「何か得意教科があるなら,家来にしてやろう。」
「はい,私は算数が得意です。」
「では,問題を出すから答えてみよ。3−2は?」
 犬は答えました。
「ワン!」
「合っておる。1じゃ。では家来にしよう。」
 それで,犬は家来になり,一緒に鬼ヶ島に向かって歩いて行きました。
桃太郎  歩いている途中で,猿がやって来ました。
「ウッキー,ウッキー。」
「桃太郎さん,桃太郎さん,お腰につけたきびだんご,一つくださいお供します。」
と言いました。
 桃太郎は言いました。
「何か得意教科があるなら,家来にしてやろう。」
「はい,私は社会が得意です。」
「では,問題を出すから答えてみよ。東南アジアは今は乾期か?」
 猿は答えました。
「ウッキー!」
「合っておる。今は雨期じゃ。では家来にしよう。」
 それで,猿も家来になり,犬,猿と一緒に鬼ヶ島に向かって歩いて行きました。
桃太郎  歩いている途中で,キジがやって来ました。
「ケーン,ケーン。」
「桃太郎さん,桃太郎さん,お腰につけたきびだんご,一つくださいお供します。」
と言いました。
 桃太郎は言いました。
「何か得意教科があるなら,家来にしてやろう。」
「はい,私は国語が得意です。」
「では,問題を出すから答えてみよ。これから我々は鬼ヶ島に向かう。我慢強く,決して意志が揺るがないことをいう次の四文字熟語の『□忍不抜』の□に入る文字は何か?」
 キジは答えました。
「ケーン!」
「合っておる。堅忍不抜じゃ。では家来にしよう。」
 それで,キジは家来になり,犬,猿,キジと一緒に鬼ヶ島に向かって歩いて行きました。
桃太郎
 こうやって,桃太郎は犬,猿,キジを家来にしたのでした。

 以上「桃太郎家来を見つけるの巻」でした。


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 ★ 岡 絵里からこのページにたどり着いたよい子のみなさんへ伝えたいこと ★
 日本昔話はインターネットで検索する前に,まずはお父さん,お母さんに語って聞かせてもらいましょう。インターネットの情報は時として危険に満ちあふれていますから,注意が必要です。
 もしも,お父さん,お母さんが忙しくて,お話をしてくれないか,本を読んでくれないのならば,自分で本を探して,読んでみましょう。本を読むことは大切なことです。
 あるいはお父さん,お母さんがそもそも日本昔話を知らないというちょっと寂しい大人ならば,あなたがお話を読んできて,逆にお父さん,お母さんに日本昔話を語ることもいいことです。
 また,学校図書館の司書の先生や,図書館の司書の方に尋ねるのもいい方法です。コンピュータの画面よりも人間の方がとても面白いですよ。

「ことごとく書を信ずれば,すなわち書無きにしかず。」(孟子)

「ことごとく情報を信ずれば,すなわち情報無きにしかず。」(絵里)

 ★ 岡 絵里からこのページにたどり着いたよい子のみなさんへ伝えたいこと ★
 絵里おねえさんも「桃太郎」のネタが尽きそうです。
 うーん,次はどんな昔話にしようかしら???
 おまけですが,次の四文字熟語の■にはすべて「けん」と読む漢字が入ります。
 さて入る漢字はなんでしょう。
  ■強付会(けんきょうふかい)
  ■坤一擲(けんこんいってき)
岡 絵里   ■土重来(けんどちょうらい)
  ■々謹慎(けんけんきんしん)
  ■利忘義(けんりぼうぎ)
  ■■服膺(けんけんふくよう)
  ■抜弩張(けんばつどちょう)
  ■軍万里(けんぐんばんり)
  ■強付会(けんきょうふかい)
  ■介孤高(けんかいここう)
  ■■囂囂(けんけんごうごう)
  ■■思斉(けんけんしせい)
  ■山刀樹(けんざんとうじゅ)
  ■愛交利(けんあいこうり)
  一生■命(いっしょうけんめい)
  口蜜腹■(こうみつふくけん)
  刻舟求■(こくしゅうきゅうけん)
 全くのおまけの話です。漢字って難しいですねえ。
 よい子のみなさん,しっかりお勉強いたしましょう。

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