満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:へんこつ

分類:和食(煮込み・おでん) 所在地:京都府京都市下京区木津屋橋通烏丸西入ル東 あすなろビル 1F(京都タワーの裏)
−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2015年1月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:テール+サルベージ(底)+瓶ビール2本
今回の所要経費:1300円+700円+620円×2
探検隊の報告:
 京都への小旅行である。連れ合いは出張で先に京都に来ており,自分は午後から金沢を出て京都に向かい,夕方合流する。そんな夜の宴会をどうするかだが,やはり地元の少々ディープな酒場に行ってみなくてはと,ネットで探したのだった。キーワードは「京都駅前」と「煮込み」。「煮込み」も「牛すじ煮込み」とか「ホルモン」とか「もつ煮込み」を付け加えて検索したが,そうやって出てきた中の一つがこの店「へんこつ」であった。どう見ても味噌による煮込みしかないらしい小さな店で,お品書きも「サルベージ」などという,一風変わった名前がついていた。そこで,やはりここを第一候補にして宴会をしようと決めて,行くことにしたのだった。で,午後5時開店で,小さな店だから,とにかく空いているかどうかはわからないので,できるだけ開店早々に行こうと連れ合いと2人でやって来たのだった。
 店に入るとカウンター席はあと一席のみ。「2人。」と言うと,奥のテーブル席で相席ならばよいと言うので,もちろんそれでもかまわないので店に入ることとする。
 奥のテーブル席は10人あまり座れるだろうか。すでに6人ほどのサラリーマンの団体さんが,出張の打ち上げらしき状態で飲み始めている。そこに相席で混ぜてもらったのだった。
ビール  飲み物だが,瓶ビールの大瓶とする。銘柄は「キリン」,「アサヒ」,「サッポロ」とあったが,連れ合いとの味の好みの差で,ちょうど2人の中間の「サッポロ」とする。お値段は大瓶で620円だから,素晴らしき居酒屋価格。我々夫婦の庶民価格の基本は,ビール1mL1円である。大瓶は633mLだから,最近の庶民価格はまあ650円かなというところだが,ここはそれよりも安い620円。いいねえ,この値段設定。ちなみに中瓶500mLで430円だから,こちらの方がさらに庶民価格だろう。
テール  さて,注文はもちろんまずは「テール」である。サイズも3種類あり,「中,950円から,大,1200円から,特大,1600円から」となっている。まあそんなにたっぷりとここで食べようというわけではないので,「中」を注文する。
「ちゅう,ちゅうも〜ん」…ただの寒いおやじギャグである。
 お値段というのも,出てきてみないとわからないらしく,最初からいくらとは決まっていない。お世話するおばちゃんも,最後の精算の時に,いくらなのかをカウンター席の中に聞く。ちなみにこれは「1300円」だった。何のことはない,これは大サイズに該当するらしい。「ちゅう,ちゅうも〜ん」のはずだったのに,何なんだこれは,結局大きさの注文はあまり意味がないらしい。
テール  こちら大分平らげたところの「テール」。何しろかぶりついて食べるので,煮込みのお汁が飛ぶのであった。だから前のめりで顔を出して食べるのだった。ちなみに,煮込みといっても味噌煮込み。名古屋ではないが味噌煮込みである。そして,京都の上品な京料理というよりも,どっぷりと味噌につかったまさしく庶民の居酒屋って感じの味だ。ちょい辛めの味がする。味噌煮込みといっても,結構甘めの味もあるが,ここは味噌の味そのままという感じで煮込まれている。
 相席の団体さんはかなり調子よくお代わりをしている。漬け物盛り合わせやら,おでんも注文している。おでんは100円から240円の価格帯。自分もゆとりがあったら味のしみた豆腐なども注文してみたかったが,この「テール」と「サルベージ」で瓶ビールは2本終わる。
 さて,こちら「サルベージ(底)」。「サルベージ船」というのは聞いたことがあるので,「底をすくう」という意味での「サルベージ」であるが,このような命名は初めて聞いた。
「『ここ』で味わう『そこ』である。」……ただの寒いおやじギャグである。
 「底」なので,いろいろなものが入ってくるのだろうが,今回牛すじかと思った一切れが竹の子だった。お楽しみのお宝が出てくるかも知れないというのが「底」なのだろう。入っている牛すじは煮込まれてとろとろである。「牛すじ煮込み」というのは基本醤油味の煮込みがほとんどなので,このかなりどす黒い,味噌味のしみた牛すじ煮込みは,名物になるのもうなずける。
 ところでこの店の名「へんこつ」はどういう意味なのだろう。どういう意味で命名されたのだろう。「へんくつ(偏屈)」ならば,まあひねくれ者の自分にとっては,おお,お友達か,って感じだし,「はんこつ(反骨)」ならば,それもまたいいねって感じなのだが,「へんこつ」とはどういう意味なのだろう。今回はカウンター席に座ったわけでもなく,ゆっくりしていたわけでもないので、ついぞ聞けなかった。今度再びやって来て,カウンター席に座る機会があれば,おそるおそる聞いてみますかね。
 ということで,この日の1次会はさらりとここまでである。とりあえずホテルのチェックインをしに行って,さてと2次会へと繰り出しますかね。
−−−海老フライの仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:今回は特にありません。

−−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−−
満腹探検隊のトップページ 検索のページ
探検したお店の一覧表のページ→お食事大特集 宴会大特集

−−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−−
Prince Kochan's Productionのトップページ  サイトマップ  更新情報