満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:のとデリ(NOTODELI)

分類:和食・洋食 所在地:金沢市香林坊(香林坊大和百貨店地下)
−−−−−−−−−−−お箸の仕切り線−−−−−−−−−−− 探検時期:2011年11月  今回の探検目的:軽食
今回のお品書き:赤ワイン+白ワイン  今回の所要経費:800円
探検隊の報告:
 土曜日の午後である。早々にバスで家を出る。兼六園下からまずは石川県立美術館へ。「日本伝統工芸展」を見て回る。陶器のところで思わず面白い文様があり,展示台に手をつけ,顔を近づけてじっくり眺めていたら,係員のおばさんに「お手つきはご遠慮ください。」と言われてしまう。おお,別に作品にさわっているわけじゃないが,これも注意されるのか。「お手つきだから,かるた1枚返そうかね。」と連れあいとくだらないことを言いつつ,次は広坂をくだって香林坊方面へ。靴屋を一軒眺めた後,けっこう歩いたから,ちょっと休憩とか言いながらやって来たのが「香林坊大和」の地下である。
 いわゆるデパ地下で,何を目的に来たかと言うと,前にここにソーセージ売り場があり,そこではワインが提供されていて飲めた。いわゆるイートインというやつである。で,連れあいとともに,小休止すべく,そこを目的としたのだった。だが,前にあったその店はない。なんだなくなってしまったのか,寂しいな,と言いつつ地下を歩くと,何とおあつらえ向きの店があったのである。それがここ「のとデリ」である。
 ショーケースには甘いデザートと見間違うような洋風の総菜がおいてある。反対側には試食品としてさばの糠漬けである「こんかさば」(福井では「鯖のへしこ」)などがある。で,そこのマスターらしき人物にあれこれ聞きつつ,5人掛けのカウンターに座ってワインをいただくことにしたのだった。
 連れあいと2人で赤ワインと白ワインをそれぞれ注文する。このコーナーではちょっとした軽食もいただけるようで,「NOTODELIセット」といったようなお品書きもある。ワインを入れてくれた後,試食用に置いてあった「こんかさば」をそのまま持ってきてくれて,「これを食べたあとにこの白ワインを飲むと,まったく違った,甘い香りのワインになるんですよ。」と言って,試食を勧めてくれる。ワインだけを飲もうと思っていたのに,しっかりとおつまみ付きである。
 しかも,しばらくすると,小鉢をそれぞれに出してくれる。「シェフからのサービスです。」ということだが,1杯400円のワインにすごいサービスである。
 座って,マスターと話をしつつ,よく見るとこの店が「NOTODELI」と書いてあり,しかもその下に「SUGIYO」と書いてあるのを見つけ,「この店って『スギヨ』の店ですか?」と聞くと,そうとのこと。「スギヨ」は石川県では有名な練り物の店で,「スギヨのビタミンちくわ」なんてのはよく食べたものだ。それとまるでカニの身のようなかまぼこを作ったことでも知られている。マスターと「スギヨ」の話や商品の話をしつつ,ワインをいただくのだった。
 途中でこの「スギヨ」の商品の「からすみ風味能登からせんじゅ」というやつも持ってきてくれて,「こんなものも作っているんですよ。」と紹介を兼ねて,試食をさせてくれる。からすみはボラの卵巣を塩漬けにして乾燥した珍味で,酒の肴だが,この「能登からせんじゅ」は鱈の卵と鮫の卵をまぜたからすみ風味のものである。味わいとしてはからすみですと言われても,そうですかと答えるような出来である。
 いやあ,ワイン1杯を飲むのに,充分な量の肴であった。回りを見ればたくさんのお総菜コーナーや食品売り場があり,多くのお客さんが行き来するのだが,そんな雑踏の風情を眺めつつカウンターに座って飲むワインもなかなかいいものであった。
−−−−−−−−−−−お城の仕切り線−−−−−−−−−−− 探検隊おまけの報告: くわしくはウェブサイトへどうぞ:のとデリのウェブサイト

このときのお品書きいろいろ:
NOTODELIセット(コーヒー・デザート付き)→1200円,パスタセット(サラダ・コーヒー付き)→980円,NOTODELIパフェ→580円,NOTODELIソフトクリーム→380円
ビール,赤ワイン,白ワイン,コーヒー→各400円,能登ワイン(赤,白)→600円,ウーロン茶→300円
−−−−−−−−−−−お箸の仕切り線−−−−−−−−−−− 探検時期:2013年5月  今回の探検目的:軽食
今回のお品書き:ハウスワイン(赤)  今回の所要経費:500円
探検隊の報告:
 日曜日の午後である。久しぶりにここ「香林坊大和」の地下にやって来る。そして以前やって来たここ「のとデリ」へとやって来て休憩である。
 前と同じ自分は赤ワイン,連れあいは白ワインである。
 前回より100円上がって500円であるが,おつまみはしっかりとついている。
 左より鴨のスモーク,シメジのソテー,プチトマト,カニとエビ,サラダ菜,こんな感じかな。そしてパンがつく。
 ちょい飲みにはちょうどいい。
 ということで,あとはふらり県立美術館へと歩いて行ったのだった。
−−−−−−−−−−−お箸の仕切り線−−−−−−−−−−− 探検時期:2015年11月  今回の探検目的:軽食
今回のお品書き:能登ワイン(赤+白)  今回の所要経費:1200円
探検隊の報告:
 デパ地下の喧噪を味わいながらのワインもまたいけるのだった。
 土曜日の午後である。この後自分は音楽会に行く。連れ合いはまた別の講演会に行く。バスで家を出てきて,まだ始まるまでそれぞれに時間があるので,いつものごとく大和デパートの地下のこの「スギヨ」が経営する「のとデリ」へとやって来た。
 しかし,前のようにお品書きがない。これはいったいどうしたことかとシェフに聞くと,「ワインはお出しすることができますよ。」とのこと。そこで,ここのカウンターに座り,ワインをいただくこととする。自分は赤,連れ合いは白である。そうしてシェフがちょっとしたおつまみを作ってくれる。いやはや,ちょっとした喧噪の中,こうやっていただくワインもまた美味しいのだった。
 ちなみに最初に出てきた敷紙には山上憶良の歌が印刷してある。

 秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七草の花

 そうこうするうちに連れ合いの方の講演会の時間が迫り,ワインとおつまみを半分ほど残してここを去る。そこで残りは自分がいただき,合間にシェフに話を聞く。
 こうやってカウンターにお品書きを置き,注文をとって料理をすると,ショーケースに出す方がおろそかになりがちであったそうで,やはり,ショーケースにきちんとお総菜などを並べないと形にならないので,カウンター席の料理の方はやめたらしい。けれども自分たちのように前のことを知っている者がこうやってリクエストすると,ちゃんと相手をしてくれる。
 能登半島は富来の方にも店を出したらしく,そこで予約のお客が入ったりするとシェフは呼ばれてそちらの方へも行ったりするらしい。忙しい人である。自分がワインを飲んでいる間にも,ショーケースのものを買っていくお客がいて,その対応やら代金のやりとりやらを一人でまかなっている。
 しばらくすると着物を着た美しい女性が通りかかる。四代目徳田八十吉さんであった。彼女のお話を以前聞いたことがあったが,若くして徳田八十吉の名を継ぎ,素晴らしい人である。
 ちなみにこのとき使っている器はもちろん徳田八十吉作ではないが,しっかりといいものを使っているということである。
 呑んでいる能登ワインも今ではなかなか地元に出てこないらしい。大部分が都会へと流れるらしい。東京のアンテナショップなどにも出し,地元では手に入りにくくなっているという話である。今能登にはもう一つワイナリーがあり,ようやくそこは自社ブドウで作れるようになりつつあるとのことであった。「北陸新幹線と『まれ』(NHKの朝ドラである)ブームが去れば,あとはどうなりますかねえ。」とはシェフの談である。金沢も能登も今後の観光戦略を練ることが大切になってくる。
 ということで,こちらはまだ時間があったのだが,ワインを飲み干したのでここを去ることとする。ワイン1杯にこれだけのおつまみだから,600円で充分満足のできる価格である。
 そうそう,目の前にはこんなことが書いてある。
「マルシェビストロ
 フランスのマルシェ(市場)には,お店の中にレストランスペースが設けられています。NOTODELIもそのスタイルを楽しんでいただけるように,カウンターを設置しました。マーケットの雰囲気も,また良いBGMに」
 いやはや,こんな店がもっと増えないかなあ。
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