マレーシア・シンガポール旅行記
 −国立モスクとムルデカ広場に行く−

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 次に行ったのが「国立モスク(National Mosque/Masjid Negara)」である。 国立モスク 国立モスク 国立モスク礼拝堂
(写真説明 上左:国立モスクに到着。上中:国立モスクの中。上右:礼拝堂。)

モスクの尖塔を見上げる クアラルンプールタワーが見える (写真説明 左:モスクの尖塔を見上げる。右:遠くにクアラルンプールタワーが見える。)

 ここは1965年に完成した東南アジアで最大規模のモスクである。
 尖塔を見上げているが,これは高さ73mもあるらしい。また,その屋根は貝殻を思わせる幾何学的な波状になっている。礼拝堂ものぞいてみたが,約8000人も収容できるらしい。まさしく東南アジアで最大規模である。
 ここからは遠くクアラルンプールタワーが見えた。
 また,当然のごとくドレス・コードがあり,「マスジット・ジャメ」よりも厳しく,ハーフパンツの男性も上着を貸し出された。日本から行った女性は全員上着着用である。

ボツ靴下  しかし,ここで「ボツ靴下事件」が起こった。
 我々が旅行をする時にはよく使い古して,もう捨てるTシャツや下着を持って行く。そして,たとえばTシャツならパジャマ代わりに旅行中使って最終日に捨てて,トランクに空きをつくり,そこに現地で買ったものを入れるのである。今回の旅でもそんな衣類がいくつかあった。そして,この日,使い古して先に穴の開いた靴下(通称「ボツ靴下」)を今日で捨てるべく,はいて出たのだった。朝出がけに,連れあいに「よもや今日靴を脱ぐなんてことはないよな。」と話をすると,「ここは日本じゃないんだから,靴を脱ぐことなんてないわよ。」と話をしていたのだった。
 ところが,である,ここ「国立モスク」は靴を脱いでの見学である。靴を脱がないと入れない。「しまった,やられた!」と思っても手遅れである。次々とみんな靴を脱いで入る。ということで,できるだけばれないように歩いていたのだが,やはりばれるよなあ。

 さて,「ボツ靴下事件」から気を取り直してつぎは「ムルデカ広場」である。
ムルデカ広場 ムルデカ広場を走る 旧連邦事務局ビル
(写真説明 上左:ムルデカ広場。上中:ムルデカ広場を走る。上右:旧連邦事務局ビル。)

 クアラルンプール最後の見学地が「ムルデカ広場」である。「ムルデカ」とは「独立」を意味するらしい。マレーシアがイギリス統治からの独立を宣言した場所ということである。かつてはイギリス人のクリケット場として使われていたということだった。
旧連邦事務局ビル 公園のオブジェ
(写真説明 上左&中:旧連邦事務局ビル。上右:公園のオブジェ。)

 道路を隔てた向かい側は「旧連邦事務局ビル」が建っている。非常にきれいな様式のビルであった。ビルの前には階段状の座席があったのだが,催し物をするときには道路を通行止めにして,この座席が使われるらしい。
 これで,クアラルンプール半日観光も終わりである。
 最後に撮影したのはバスの中から見えた変わったオブジェである。さて,いったい何だったのか?