満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:おでん処じゅんちゃん

分類:和食(おでん) 所在地:あちこちに数軒あります。探検場所は以下の報告を参照してください。
−−−お箸の仕切り線−−− 所在地:新潟県新潟市中央区弁天1丁目【新潟駅前店】(新潟駅北西側)
探検時期:2010年8月  今回の探検目的:宴会
今回のお品書き:おでん3品+自家製薩摩揚げ+瓶ビール2本  今回の所要経費:2100円
探検隊の報告:
 新潟への出張である。前泊ということで月曜日の朝,金沢を電車で発つ。午後2時半頃新潟に着く。1日目は特にすることもなく,町へと出てみる。とはいえ,水族館へでも行こうかと思ったが,すでに水族館への直通バスの時間が終わっていた。まあ,調べると経由するバスもあるようだが,まあいいかとその近くの日本海タワーを通るバスがあったのでそれに乗る。そして,その展望ラウンジで1周25分,椅子に座ってのんびり過ごす。何しろ暑いので外を動き回る気がしない。
 日本海タワーを出て,その前のバス停に行くと,あと10分くらいで観光循環バスがやってくることが分かり,それを待つ。16時17分に乗り,17時新潟駅着である。車内のディスプレイにバスが止まるところ近辺の観光案内が流れるので,新潟市内観光をしている気分である。
 新潟駅に着き,それからどこへ行く当てもなくというか,もうここからは観光をしようという気持ちもなく,と言うよりも早く飲みに行きたくて,ふらり飲み屋のあるあたりへと歩き出すのであった。
 そうしてやって来たのが,ここ「おでん処じゅんちゃん」であった。前置きが長いなあ。
 なぜおでん屋が選ばれたかというと,どこの町でもおでん屋はだいたいが古くて落ち着ける。安心価格。カウンターがあって店の雰囲気も感じられ,町の様子なども常連さんの会話からわかる。とまあ,知らない町の雰囲気を知るにはいいのである。
 ということで入ったが,まだ5時過ぎで,開店したて,貸し切り状態である。カウンターに一人で座る。店の雰囲気は予想通りだったが,目の前には予想に反しておでん屋らしからぬ若い娘が2人立ち働いている。ほかには誰も見えない。入るとすぐに「クーポン券か何かお持ちですか。」と聞かれる。「旅人だからありません。今日金沢から着いたばかりだから。」などとよけいな情報をおねえさんに与える。
 まずは瓶ビール(450円也)を注文する。「アサヒですか,キリンですか。」と聞かれて,「モルツは?」とか「エビスはないの?」などというつっこみはやめて,素直に「キリン」を注文する。まったくもって貸し切りのせいか,ビールを持ってきてくれたおねえさんが「よろしければお注ぎします。」と言って注いでくれる。貸し切り状態はいいねえ。おまけにジョッキの生ビールではなくて,瓶ビールなのがよかったなあ。きれいな女の子にお酌してもらえたし。
 突き出しが出てくる(これが最初の写真である)。
 おでん屋に来たのだから,当然の如くおでんを注文する。目の前にぶら下がる札を右から左へと眺めて,毎度おなじみお気に入りを注文する。(左はカウンターから撮影した店の雰囲気。携帯電話のカメラなので反応が遅く,おねえさんの一人が写り込んだが,まあいいでしょう。彼女がおでんのお世話をせっせとする子。)
 注文したのは「すじ」(200円也),「大根」(150円也),「厚揚げ」(100円也)である。(大根と厚揚げは2枚目の写真)
 「金沢から来た。」と言ったのだが,おねえさんが「石川って新潟の隣でしたっけ?」と聞く。金沢が石川県にあることを知っているのはえらいが(金沢は知っていても,石川を知らない人が実はよくいる),自分の県の隣の県くらいはちゃんと理解してろよな,と思うが,お隣富山県にはきっとあまり縁がないのだろう。新潟から富山までは3時間あまり,新潟から金沢は3時間40分くらいだから,どちらも似たような距離感なのかも知れない。
 それでも貸し切り状態であるせいか,自分もおねえさんたちと話すしかないので,新潟のことを聞いてみる。明日は仕事だが,明後日は午前中時間があるので,どこか行ってみたらいいところはないかと聞いたのだが,「新潟って見るところがないんですよねえ。」と言う。確かに政令市で大きな都市ではあるのだが,人が増えても歴史が増えるわけではないのだから,見所が増えるわけではない。見所が増えるとすれば,新しい建造物を造るしかないのかも知れない。今日も日本海タワーに行ってみたが,これとても歴史的建造物というわけでもない。
 そう言えば,この新潟に行った日は「長岡花火」の日であった。それをあらかじめ知っておれば,長岡に行ったかも知れなかったが,おねえさんの話によれば,この日は大変な混みようとのことである。新潟駅でもアナウンスで長岡までの往復の新幹線の切符はお得です,というようなことを言っていたが,おねえさんによると新幹線も座れなくて,立ったままの人でいっぱいというような混み具合だそうである。
 ところで,店に入ったときから一人はビールを注いでくれたおねえさんなのだが,もう一人おでんの世話をするおねえさんがいる(3枚目の写真にさりげなく写っている女の子である)。彼女はかなり若いと思うのだが,おでんのお世話を一手にやっている。注文した「すじ」はまだ温まっていないらしくて,「大根」と「厚揚げ」はすぐに出てきたが,その「すじ」の温まり具合の調べ方が,なかなか堂に入った様子である。「すじ」に串を刺し,その刺した串を抜き,それを右手の甲に当てて,その温まり方を調べるのである。そういう調べ方をして,しっかりと温まってからお客に出すらしい。慣れた手つきである。2回ほど確かめをして,ようやく「ご注文のすじです。」と言って目の前に出てくるのだった。
 ちなみに,このすじは美味い。かなり大きいのであるが,とろとろである。
 おでんはとにかく煮込まれている。かなり色が黒い。味がしみているようだが,だからといってまったくくどくはなく,いい味である。女の子のやることを見ていても,出汁を追加しながら時々味見をしている。
 彼女に「この店はいつごろからあるんですか?」と聞くと,「わからないんです。結構古いと思いますけど。私は1年前に来たので。」とのこと。この若さで,1年間でおでんの采配をすべて任されているとなると,なかなかのものである。
 おでん3品ではもの足りず,ビールも2本目である。2本目もまたおねえさんが最初は注いでくれる。もう1品何にしようかと思ったが,お品書きの中にあった「自家製薩摩揚げ」(400円也)を注文する。おでんはすべてこちらのおねえさんの采配だが,厨房が中にあり,その他のお品書きは厨房でできてくる。
 途中で事前に聞いていた新潟名物らしき「イタリアン」のことを話題に出してみる。「イタリアンというのが有名らしいんだけど?」と聞くと,女の子2人で「あれって何?」「焼きそば?」「焼きうどん?」「結構太いでしょ。」「万代にあるよね。」とかなんとか。美味しいんだか,美味しくないんだか,とにかくこの2人はご当地にいたら,じっくりと食べないのか?それでも「みんな知ってる『イタリアン』」という感じであった。
 途中でおじさんが1人入って来たが,すぐに2階に上がる。2階にも席があるらしい。ということで,1時間あまり,1階は貸し切り状態である。
 会計をして店を出ようとすると,ビールを注いでくれた女の子がドアを開けてくれる。そして最後に一言,「明後日のお昼ご飯は『イタリアン』ですよね。」と笑いながら声をかけてくれる。「あっはっは。ごちそうさま。」と気持ちよく店を出るのであった。
 さて,吉田類の酒場放浪記じゃないが,「外はまだ明るい。じゃ,もう1軒くらい行きますか。」と新潟の町を歩いたのだった。
(続きは「食彩家(しょくさいや)こころ」のページへどうぞ。)
−−−お箸の仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
お品書き
お品書きいろいろ
おでん(100円):玉子,豆腐,厚揚げ,こんにゃく,車麩,ちくわ,じゃがいも,春菊,ふき,えのき,しめじ,ねぎ など
おでん(150円):はんぺん,つくね,しゅうまい,里芋,しらたき,大根,つみれ など
おでん(200円):がんも,すじ,ウインナー など
おでん(250円):キャベツ巻き
おでん(300円):昆布巻き,つぶ貝,たこ など
その他一品料理もいろいろあり。
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