満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:わが飯ごはん家(わがままごはんや)
かっちゃん

分類:和食・洋食・中華
所在地:金沢市幸町4−19(幸町交差点近く)

−−−お箸の仕切り線−−−
探検時期:2019年4月  今回の探検目的:昼呑み
今回のお品書き:瓶ビール2本+小鉢4皿+乾き物1皿
今回の所要経費:1500円
探検隊の報告:
 さすが,町中の大衆食堂は,昼間っから完全に居酒屋と化している。
 いいお天気の土曜日,ふらり歩いて町中散歩である。「ハントンライス探検隊」で,「フルオブビーンズ」に立ち寄って,そのあと人通りもちょっと寂しい竪町通りを抜け,鱗町交差点から幸町へとやって来る。ここからさらに,どこかの坂から小立野台地に上がる予定である。
 さて,そんな時,ふと見かけたのがこの「わがままごはんや」とつく「かっちゃん」である。時刻は午後2時半に近い。幸町という閑静な,そしてどちらかと言えば,茶色や灰色中心の古びた建物の多い住宅地にあって,目立つオレンジ色の外装。おまけに,ガラスにはなんだかよくある大衆食堂のお品書きがきれいに貼ってあり,それがしゃれている。ふと扉から見えるのは,このあたりに住むらしいおじさんがくつろぐ様子。
 最初はここを通り過ぎようとしたのだが,連れ合いが
「この店,面白そうじゃない。行ってみない?」
 と,「主婦の勘」を働かせる。
 先ほどの「フルオブビーンズ」で飲んだビールが,ハートランドの小瓶で,物足りず,しかもそれが小瓶の330mLなのに650円という,居酒屋価格よりもかなり高かったので,ここらで飲み直しに,ちょい呑みもいいかと,店に入ることにした。
 店に入ると,カウンターの中にはおかあさんが一人で店を切り盛りしている。
 お客は先ほどのおじさんのほかに,若いおねえさんもいる。そこで,空いているカウンター席に座る。
「お品書きはありますか?」
 と聞くと,
「うちは定食屋で,今の時間は,定食とか,焼きそばとかができますよ。」
 と,まったくもって,アバウトな答。しっかりとしたお品書きもないような答えである。こちらとしては,ビールのあてになるようなものがほしかったので,
「ビールが飲みたくて,来たんだけど。」
 と言うと,
「じゃあ,適当に何か作りますよ。」
 との答え。そこで,瓶ビールとグラスを2つもらう。瓶ビールは「アサヒ スーパードライ」の中瓶。ジョッキビールはなくて,瓶ビールのみらしいが,そちらの方が好みである。
 しばらくすると,小鉢に2つ「牛肉と糸こんにゃくのすき煮」がやって来る。定食のためのお惣菜だったのかもしれないが,ビールに合う。そして,しばらくして「乾き物」も1皿やって来る。
 ちなみに,お客の中で一番若いおねえさんは瓶ビールを飲みつつ,定食を食べ,おじさんは焼酎である。
 そうして,間もなくもう一人ご常連さんらしきおじさんがやって来るのだが,彼もすぐさま,酒をリクエストする。
 つまりは今ここ「かっちゃん」にいるお客は,土曜日の午後3時に,全員が酒を飲んでいるのだった。
 こちらは瓶ビールが1本なくなり,2本目をもらう。すると,次の小鉢がやって来る。「マグロたたきのやまかけ」という,まったくもって酒のあて。
 いやはや何なんだ。この店は,まったくもって幸町の昼呑みの聖地?
 おかあさんによれば
「11時開店と書いてあるけど,まあ,9時半頃には開けるわね。で,早い人だと10時頃から飲んでるわ。」
 とのこと。この店の屋号は,おかあさんの名字が「かつだ」なので「かっちゃん」らしい。
「カラオケもあるから,歌ってもらってもいいのよ。」
 と言われたが,太陽の光がさんさんと差し込む店で,どうも雰囲気が出ない。
「明るいからって,ブラインドをすべて下げて,薄暗くして歌うお客さんもいるわよ。」
 とのことだった。
 2人で,ビールを2本空け,小皿が5つ。支払いをすると1500円。
 明細はわからないが,瓶ビールが1本500円で,小皿一皿が100円だと,ぴったりだ。
 いやはや,面白い店に出会ったものである。

このページの先頭

−−−ビールの仕切り線−−−
探検隊おまけの報告: 今回は特にありません。

このページの先頭

−−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−−
満腹探検隊のトップページ 検索のページ
探検したお店の一覧表のページ→お食事大特集 宴会大特集

−−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−−
Prince Kochan's Productionのトップページ  サイトマップ  更新情報