満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:このはな

分類:和食(蕎麦) 所在地:金沢市桜町(さくら保育園近く)
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2007年8月  今回の探検目的:昼食
今回のお品書き:おろしそば  今回の所要経費:900円
探検隊の報告:
 自転車で街を走れば,いろいろな出会いがあるものである。
 この日も,ようやくとった午後からの夏休みで,家へ帰るべく,自転車に乗っていた。昨夜の雨で気温も少し下がり,まさしく二十四節気の処暑にふさわしい日だった。
 最初に通りがかった店が満席で,まあいいや,次があるさと自転車に乗っていたら,手打ちそば「このはな」という名前が目に入った。電信柱の広告である。「この先左に曲がる」と書いてある。どうせこのあと家に帰るだけなので,別の知った店に行こうとしていたのだが,行ったことのない店もいいだろうということで,その店を目指すことにする。まさしく自分を誘導するかのように,次々と電信柱に曲がり角の案内が書いてある。そうしてたどり着いたのが,この店「このはな」だったのだ。
おろしそば  お品書きの一番最初は「ざるそば」だったのだが,ついつい,いつもの好みで「おろしそば」を注文する。
 注文すると,目の前で大根を下ろし始め,そばを茹で始める。
 カウンターには前にきていたサラリーマンが二人,ざるそばを食べている。小上がりには団体客がつい今し方までいたということがうかがえる。
 1時にも近くなると,客は自分一人になる。それで,ついつい,この店のおやじさんに話しかけてしまう。「この店っていつからあるんですか?」と。するともうすぐ3年になるとのこと。2004年の11月にここに店を開いたらしい。以前はこのおやじさんの店は金沢の繁華街片町にあったらしく,ここでは仕出しをやっていたそうである。こんな店があるなんて知らなかったと言うと「ご近所の方ですか?」と聞かれる。「近所ってわけじゃないけど,兼六中の卒業だから,このあたりってよく通るんですよ。でも,この店は初めて気がつきましたよ。」と答える。ここは兼六中学校,材木町小学校の校下である。
 そして,何よりも気になったのが「おやまぼくちそば」である。
おやまぼくち  「この『おやまぼくちそば』って何ですか?」と聞く。
 「うらじろって知ってるかい?」と言われるので「あの正月のお餅のうらじろ?」って言うと,そばにいたおかみさんにも笑われる。
 「金沢の人でも知らない人がいるよ。」とのことだったが,自分も全く知らない。
 そうして,出してきてくれたのが,この新聞にくるんだ「おやまぼくち」だった。まるでモグサのようにもそもそっとした感じのものだった。
 話をする中で,信州では山ゴボウとかって言ったりするよと言われて,はたと思い出した。以前志賀高原へ行った帰り,道の駅「北信州やまのうち」で,数量限定手打ちそばがえらくおいしかったのだ。そこのおばちゃんと話をしたら,この手打ちそばにはこれが入ってるんですよと言って見せてくれたのが山ゴボウだった。そのときはなんだかとろろ昆布みたいな感じで,こんなもの混ぜてそばを打つと,うまくいくのかと思ったものだった。ちなみに,うちでもそばを打つので,そのおばちゃんにちょっと譲ってと言ったけどだめだったのだ。
 こんなところで「おやまぼくち」なるものに出会うとは思ってもみなかった。
 「おやまぼくち」は漢字で書くと「雄山火口」となるようで,火口(ほくち)とは火打ち石から出る火花を移しとる綿毛のことを言うらしく,この葉の裏にある綿毛がこれに使われたようである。しかも,葉っぱがゴボウの葉っぱに似ているので,山ゴボウとも言うようである。
 このおやじさんは山菜採りをするらしく,この「おやまぼくち」も採ってくるらしい。山菜採りについても,しばしうんちくが語られたのであった。
 これ以外にも,そば屋に来てうどんはないのかと言う客の話とか,店に来るのに道に迷ったと客にしかられた話とか,しばし,客は自分一人だったものだから,話し好きのおやじさんの話を聞いていたのだった。
 それにしても,出会いってのは面白いね。
−−−お箸の仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
 
お品書き
このときのお品書きいろいろ:
ザルそば→800円,木の芽切り→800円,ダッタン蕎麦→800円,オヤマボクチ蕎麦→900円,天ざるそば→1400円,おろしそば→900円など。大盛りは300円増し。
そのほか一品料理いろいろあり。コース料理もあり。(つまり,酒を飲んだり,宴会をしたりができる) −−−お箸の仕切り線2 箸袋つき−−− 満腹探検隊の トップページ  検索のページ
探検したお店の一覧表のページ→お食事大特集 宴会大特集