17ページ【11日目】
本日の朝ごはんは,昨日と同じでエンチラーダのまぜごはん。スクランブルエッグ,トマトにバナナ。
コスタリカ11日目。
いよいよ今日は先発隊だった4人のうちの3人が先に帰国。
この日は7月31日木曜日。翌週からは日本での仕事が始まるので,今日サンホセに向かい,午後からはサンホセ観光。サンホセに一泊して,翌金曜日に飛行機に乗って,日曜日に日本に着くという算段。
ちなみに私たち夫婦はまだまだ仕事が始まらないので,8月3日日曜日に出発の予定。あと3日間滞在予定。
さらにK女史はまだまだ先に帰国の予定。
ということで,先に帰る3人を載せてシウダー・ケサダのバスターミナルへ。
ここまで来たことのあるファーマーズマーケットの近くで,ショッピングモールも併設されているバスターミナル。
このバスターミナルでバスの側のトイレに行こうとしたら有料でした。「お金,お金」と合図されて,おやまあと思って引き返し,併設のショッピングモールの中のトイレへ行ったのでした。
コスタリカで初の有料トイレでしたね。使ってないけど……。
ちなみに9時発のバスですが,9時になっても出発する気配がありません。ちょっと遅れてきた人たちもこれに間に合って乗っています。
空席があるので,待っているのか,とりあえず9時15分になってようやく出発したのでした。
サンホセの中心部までは3時間ほどだそうで,でもしっかりした時刻表なんかのないバスのようですね。
こんな風にのんびり,結構適当な時間,「PURA VIDA」な対応,これぞコスタリカ。
このような時間の感覚を「TICO TIME」(ティコタイム)と言うそうで,「TICO」とはコスタリカ人のこと,コスタリカ人ならではの時間感覚ってことらしい。
バスを見送って,このバスターミナルの北の端まで歩いていったらごらんのような看板が。
絵を見ただけで意味がわかりますねえ。
ショッピングモールが開いておれば,そこのトイレは無料で使えるけれど,ショッピングモールが開いていないと有料トイレを使うことになります。それを避けて,お金を払いたくない人はこのあたりで立ちションするんでしょうかねえ。
トイレにお金払いたくない気持ちもわかりますけど……
さて,時間があったのでこのショッピングモールの中を見歩いてみました。
左の4枚はショッピングモールの中。
左端はマリオブラザーズの看板。
いやはや,NINTENDOも世界中に進出中。
このあとは4日目に出かけたファーマーズマーケット(Feria Del Agricultor)に再び出かけます。
本日の晩ご飯の材料などの調達に行きます。
下は交差点。
10日目にさしかかった交差点。今日は赤信号で,大きなトレーラーが走っていく。
とにかくアメリカ大陸に行くと,トレーラーの大きさが日本と全然違う。いったいどういう規格までが走行できるのかは知りませんが,こんなトレーラーは金沢の町では交差点で曲がることは不可能。いや,日本の規格はどれだけなのか。
さて,ファーマーズマーケット2回目ですが,入っている店は微妙に違っています。配置はだいたい同じようで,同じような商品ですが,微妙に違うようです。
ご近所のJさんと一緒に来たのですが,彼女は犬のエサとして,鶏もつを購入していました。
前にも書いたように,どの家にもほとんどといっていいくらい犬がいます。もちろんドッグフードも売っていますが,そのほかにたいていは手作りのごはんをあげているようですね。
母君宅にも犬は2匹いるのですが,この家の犬の主食はさつまいもでしたね。
左:鶏もつを量っている売り子のおねえさん。
中:この日は晩ご飯用にチーズを購入。各店で使っているはかりはたいていこんな感じで,重さと単価と代金が表示される。単価を入力してはかりに載せるとお代が出るという仕組み。
このチーズ,単価は1キロ当たり4500CRCなので,210gで945CRCということです。日本円で300円くらいってことです。
右は果実酒。前回来た時にはこれは見かけませんでしたね。
こちら色とりどりの熱帯魚。これも前回はなかったもの。
そもそも水そうの下に敷かれている石も色とりどりですが,泳いでいる魚がまたそれと同じように色とりどり。こんな色の魚がいるのか?って感じです。
この日の昼頃はいいお天気。
下は東側の山。
右には洒落たデザインの建物でしたので撮影。
右下は青空。雨期ですが,時々こんな青空になります。
さて,レンタカーを返したあとは,フロレンシアへともどります。
左はシウダー・ケサダの中学校。かなり規模が大きいようです。
右は道ばたでよく見かける物売りの店。
これは大量のランブータンを売っています。
帰り道にスーパーマーケットの「PALI(パリー)」に寄りました。
左はこの「PALI」のイメージキャラクター。
まったくもってスリムではありませんが,中南米ではこのような体型が標準で,前にも書きましたが「ボボン・ボン・ボボボン」というような女性を日常的に見ていると,このイメージキャラクターも親近感がわいてくるのでした(コスタリカの女性のみなさま,このような感想ですみません)。
中は陳列棚。
買い物中に停電が起きました。K女史の話では,コスタリカでは停電はよくある話で,ちょっとやそっとの停電では誰も動じないらしいです。確かに誰も動じる様子もなく,平然と買い物を続けていました。
スーパーマーケットのなかの冷蔵庫や冷凍庫は大丈夫なのかと思いますが,まあ,ほんの数分でこの停電は復旧しましたが。
左はトルティーヤの陳列棚。いろいろなトルティーヤが並んでいます。
ここでも「カートにこれだけ入れてもこの値段だ!」ディスプレイがありました。22個の品物詰めて19240CRC。
8日目のサンタ・エレーナの「PALI」では22品で19330CRCでしたから,微妙に値段が違います。
で,そんな感じ以上に買い物カートに品物を詰め込んでいるお客さんを見かけたので,思わず撮影してしまいました。
いやあ,買い込みましたねえ。
帰る時に駐車場で見かけた車。
日本のスズキの車ですが,事故にあったやら,ぶつけたやら,壊れたところをビニールで覆ってテープでとめてあります。なかなかやるねえ。
さて,家に帰ってのお昼ごはんは3人減って4人。
今日は日本から持って来たうどんの乾麺を茹でて,冷やしうどんです。
PILSENをいただき,PURA VIDAな生活。
下は午後に現れた生き物いろいろ。
左は謎の虫。
中は頭の黄色いキガシラトカゲ。漢字で書くと「黄頭蜥蜴」。そのまんまだ。
右は鳥。確かオオツリスドリ。漢字で書くと「大吊巣鳥」。巣が大きくて,木に吊されているという,その生態を表したそのまんまの表現。
さて,午後4時頃,また例の庭の木に棲むイグアナ君登場。
今日は動きがあって,木の幹に移動して登っていこうとしているようです。
この子はいったい何を食べて生きているのやら。イグアナは草食性らしいのですが,この木の葉っぱは美味しいのか?
イグアナ君に聞いてみないと分かりません。
夕方にはまたもや町内散歩にお出かけ。
この日はちょっと高台の方の知り合いの例のJさんの家に行こうとしましたが,どうも留守のようでしたので,ふらふらと散歩のみ。
ここからはアレナル火山が望めますが,昼間のいいお天気から夕方にはすでに曇り空。またもや雲に覆われてアレナル火山の全容を見ることはできませんでした。
右上は途中の宣伝。「ヤギの乳売ってます」
右下はコスタリカの消火栓。こんな感じで黄色い消火栓でしたね。
左は道の途中にあった水道管理の建物。人はいないようですが,防犯カメラが作動していました。
この辺り一帯の水道を管理しているらしく,K女史によれば水を使い過ぎると警告に来るらしい。
水はどこでも貴重品ですね。
ちなみに,コスタリカの水道水は基本そのまま飲めるようです。
今日のお昼の冷やしうどんも水道水にそのまま浸っています。ただし,氷は母君宅ではロックアイスを購入していました。
ついでながら,水そのものを飲むことはありませんでした。なにしろ水は飲まずにビールばかり呑んでましたから……
さて,本日の晩ご飯は母君作「ダンプリング(dumpling)」。チキンスープに浮かんでいます。
そして,サラダには今日ファーマーズマーケットで買ってきたチーズが入っています。このチーズかなり塩辛くて,ちょっと旨味がありませんでしたね。外国のチーズを買うと,かなり塩分が多いのですが,このチーズもその通りで塩辛く,保存のためにはこれだけの塩がいるのだろうなという感じでした。
このダンプリング,K女史は子供の頃によく作ってもらって,大好きな料理の1つだと語っていました。
ビールはBavaria(ババリア)。コスタリカではいったい何種類のビールを呑んだやら。
!PURA VIDA!
ダンプリング(Dumpling)
ダンプリングとは小麦粉(あるいはそのほかの穀物の粉)を練って作った団子の総称で,中にいろいろな具材が入っているものやら,何も入っていないものやら,世界中に多種多様なものがあるようです。
日本の「すいとん」も「だんご汁」もダンプリングだし,中華料理では餃子も小籠包もダンプリングに分類されます。
この旅で食べたエンパナーダもダンプリングの一種と言えます。
日本の「すいとん」だと茹でますが,調理方法としては餃子のように焼いたり,小籠包のように蒸したり,コスタリカのエンパナーダのように揚げたりなどといろいろとあります。
これまで「すいとん」なんぞダンプリングと英語で言うのだと思ってもいなかったですし,そもそもダンプリングという単語を知らなかったので,この日「これはダンプリングだよ。」と言われて,調べてみて,世界には似たような料理があるものだと思った次第。
いや,逆で,まったく異なる料理を同じ単語でひとくくりにしたって感じです。
言葉って面白いですねえ。まったく違うものを共通点を探し出して,それで1つの単語にしています。
穀物の粉をこねる過程があって,まん丸くか,それを広げるかするとダンプリングで,伸ばして細くするとヌードルってことでしょうか。
日本なら「そばがき」はダンプリングで,「そば」はヌードルって分類されるってことですかね。
コスタリカのビール報告その6は呑んだビールのうち,海外ブランドビール。
基本的にコスタリカではビールの原材料となる小麦もホップも穫れないらしく,それらは輸入に頼っています。しかし,その割にはかなり多くのビールが出回っていて,輸入したものもあれば,現地工場での生産もあるようです。
この「Bavaria」はオランダの醸造会社のビールのようです。
1719年に創業した歴史のある会社のようで,オランダ南部の小さな町リースハウトにババリア醸造所があります。
この「Bavaria」もよく見かけました。
旅のノートに貼り付けて持って帰ってきたラベルはこの4種類。
この会社のうたい文句は次のようでした。
Gold
まぎれもない琥珀色,バランスの取れたボディ,そして独特のハーブの風味が特徴のクラシックで上質なビール。美味しいビールをいつでも楽しめることを知っている人のために。
light
軽やかながらも風味豊かなビール。爽やかで,カロリーはわずか92カロリー。あらゆる瞬間を楽しむのに最適です。
masters
個性豊かなラガー。滑らかでバランスの取れた,万能な味わい。あなたのスタイルに合わせて,あらゆる場面でお楽しみいただけます。
こちらは「Sol」(ソル)。
メキシコのビールです。
「クアウテモック・モクテスマ醸造会社( Cerveceria Cuauhtemoc Moctezuma)が製造するビール。
この会社はメキシコの主要なビール醸造会社で,本社はヌエボ・レオン州モンテレイにあります。1890年に設立されましたが,2010年にハイネケングループによって買収され,現在はその傘下のハイネケンメキシコになっています。
「SOL」とはスペイン語で「太陽」という意味で,ラベルにも太陽のイラストがあります。
太陽のイラストは白いので,ノートに貼ってきたラベルでは太陽はわかりませんが,ビール瓶だと琥珀色がバックで太陽がわかるのでした。
こちらは「Modelo」(モデロ)。
これもメキシコのビールです。
メキシコの「グルーポ・モデロ」社が製造するビールで,代表的な銘柄がこの「モデロ・エスペシャル」と「ネグラ・モデロ」があります。
「モデロ・エスペシャル」は1925年から製造されている,モデロ社の看板商品で,ピルスナータイプのラガービール。特徴は黄金色で爽やかでフルーティーな口当たりと,麦芽の風味がしっかりと感じられるバランスの良さ。
確かに日本によくある軽めの味わいのビールでした。
「CORONA」(コロナ)は日本でもよく見かけますが,「CORONA」も同じ会社の醸造です。
ということで,コスタリカのビールのコラムは6つできました。
コスタリカのビール その1
コスタリカのビール その2
コスタリカのビール その3
コスタリカのビール その4
コスタリカのビール その5(15ページに登場するレストラン「La Vista(Lake Arenal Hotel & Brewery)」のページのクラフトビールのお話)
コスタリカのビール その6(このページ)
GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
ショッピングモールはサンホセ行きのバスターミナルも兼ねています。
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