満腹探検隊
満腹探検隊の探検先:立ち呑み処 ちょい吉(ちょいきち)

分類:和食・洋食 所在地:金沢市片町(109裏,鞍月用水の道路沿い)
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2014年2月  今回の探検目的:宴会の0次会
今回のお品書き:生ビール2杯と牛すじ煮込み
今回の所要経費:300円×2+300円 総計900円
探検隊の報告:
 18時30分からの宴会前の0次会である。バスで片町へと出てきたが,バスは1本前のものに乗ったので少しゆとりがある。間もなく閉店する「ラブロ」でもうろついて,上の方の古本屋でも見て歩こうかと思って,109の裏口から出る。いや,正直に言うと,109の裏から出て,鞍月用水沿いの「秋吉」にでも行って,「瓶ビールとシロ10本」の1300円コースの0次会にしようかというのが第一案だったのだ。すると「秋吉」と反対の「ラブロ」方向に,赤提灯が煌々と輝き,おじさんを呼んでいる。それがこの店「ちょい吉」であった。立春も過ぎて,結構夕方でも明るくなった金沢なのであるが,大きめの赤提灯が目だつのであった。ついでながら,その隣の店のマネキン人形も目だつ。まるでお客を呼び込むおねえさんの風情である。
 さて,この店,間口は一間あまり。金沢では珍しい立ち呑みの店のようである。ちょいと一杯軽く,そして安く呑める店もなかなか金沢にはない。いや,軽く安く呑めるには呑めるが,ふらりと入ってふらりと出るような店はあまりない。先述の「秋吉」も,この近所のおでん屋も串カツ屋も,ついついカウンターに座ると,長逗留したくなるような店なのである。30分弱で,さっと呑んで,さっと出て,しかもお安い店,というのはなかなか金沢にはないのである。その点立ち呑みだと,あっと言う間に出る気にもなる。
 そこで,この店に入ってみることとする。奥行きは三間くらいだろうか。細長い店である。すでに先客が二人語らっている。奥のお客は立ち呑みといいながら椅子に座っている。
ビール  まずは飲み物であるが,目の前の黒板に書かれている。それを見て「生ビールください。」と言う。生ビール300円也である。女性店主が「この店は現金払いで,品物と交換にお支払いいただきます。」との説明である。「はい。」と答えて,しばし待つのだが,まずはお盆とプリンのカップのようなプラスチック容器が出てくるのだった。ビールが出てきて,1000円札で支払いをし,さて,このプラスチック容器はいったい何なのだろう?と疑問に思う。食べ物を入れる食器代わりにしては色気もへったくれもないし,かといってつきだしにピーナツでも入れるにしては,何も入ってこないし,と思っていると,何とこれは小銭入れだった。1000円札でのおつりが、このカップの中に入れられたのだった。確かにこれはいい方法かもしれない。お金がグラスの結露の水で濡れることもないし,こちらとしても,支払いをこの中にあるからと取り出すのもわかりやすいし,やりやすい。しかも,今回1000円札を出しているが,予算を決めて1000円以内で終わらせようと思うのなら,残りのお金がどれだけあるのか,一目瞭然である。
牛すじ煮  さて,ビールが出てきたあとに,お品書きが出される。何にしようかと思ったが,パッと目についたのが,好物「牛すじ煮込み」である。軽く飲むにはいい肴である。なので,即これを注文する。300円也。電子レンジで加熱されるのだが,それもまたお安くあげる立ち呑み屋だから,こんなものだろう。贅沢を言ってはいけない。そして,「牛すじ煮込み」が出てきて,先ほどのプラスチック容器の中から500円玉を渡すのであった。
 しばし静かに一人呑み,と思ったのだが,ちょうど立った位置が店主の立ち働く目の前。動きながら女性店主が
「県外からいらしたのですか?」
と聞く。
「いや,金沢に住んでますよ。」
と答える。コートとマフラーは後ろの壁のハンガーに掛け,スーツ姿でカウンターに立ち,どこか県外出張のビジネスマンにでも見えたのだろうか。思わず
「この店って前からあるんですか?」
と聞くと,
「すでに5年ほど前からあるんですよ。」
との答だった。金沢に住んでいながら,このような店があることに気がつきもせずにいたので,その旨を言うと,
「片町側から来るとちょうど赤提灯も壁の陰に隠れて見えないんですよね。反対の南町側から来ると,結構目だつんですけど。」
との話。確かに自分も今回は109の裏側,南町側から見たので,赤提灯がよく目だった。
「赤提灯もさることながら,マネキンの方がよく目立つかもしれませんね。」
と言われて,確かにそうだとうなずく。
「金沢って立ち呑み屋ってのはあまりありませんよねえ。」
と言うと,
「そうかもしれませんね。」
と言われる。などといった会話をしているうちにビールも1杯目が終わり,お代わりである。残りは100円玉1個。「牛すじ煮込み」も結構いい味で,大きな牛すじで美味しい。
カウンター席に並ぶ缶詰  このような立ち呑み屋はほとんど金沢にはないだろう。飲み物も一品も安い。カウンターの上には一品料理がラップに包まれて置いてある。お品書きに書いてあるのもだけではなく,いろいろありそうだ。それらも目で見て,お好みを適当に注文できるのだろう。焼き魚なども美味しそうに見える。それと,目の前には缶詰が積んである。見たこともないカレーの缶詰もある。こんなのもまたよくある立ち呑み屋の風情である。
 それと,立ち呑み屋,いや,居酒屋の風情を感じさせるものがもう一つ。飲み物にホッピーがあることである。東京の下町の居酒屋なんかでは定番であるが,このホッピーは金沢ではなかなかお目にかからない。ホッピーセットが400円也。お代わりホッピーが200円である。また来る機会があったら,ホッピーで缶詰なんてのもやってみたいものである。
 壁の張り紙は「お楽しみは90分までにお願いします。」とある。一応入店からの制限時間が90分のようである。ついつい安く呑めて,居心地がよくて,長居する者がいるのかもしれない。夜中は満席になったりするのかもしれない。しかし,こちらは宴会の0次会なので,30分とせずに店を立ち去るのであった。
 最後に
「残りのお金は取られましたか?」
と聞かれ,
「はい,大丈夫ですよ。」
と100円玉を財布にもどしながら,ほろ酔い気分で答えて,1次会の会場へと向かったのだった。
−−−お銚子の仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
お品書き
このときのお品書きに掲載されていたもの
ポテトサラダ,冷や奴,パリパリキュウリ,枝豆,もろきゅう,フライドポテト,コロッケ,ピリ辛ウインナー,焼き鳥,さつま揚げ,らっきょ→各200円
漬け物,牛すじ,メンチカツ,鶏唐揚げ,野菜炒め,肉じゃが,湯豆腐→各300円
豚しゃぶ,豚足,水炊き,とり野菜→各400円
豚カツ,キムチ鍋,カキフライ→各500円
すき焼き→600円
焼き魚→300円から
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2015年11月  今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:2人で生ビール4杯とおつまみ2品
今回の所要経費:400円×6 総計2400円
探検隊の報告:
ビール  やはりちょい呑みの「ちょい吉」はいいねえ。
 自分は音楽会の後,連れ合いは講演会の後である。近くの百貨店で合流して,次にこの近くに最近できた「ロフト」に行ってみることにする。その前にちょっと立ち寄ったのだった。
 夕方になり,小腹も空いて,じゃあいつもの「秋吉」かと思ったが,「秋吉」に行くと長居してしまう。そこで連れ合いにあそこに立ち飲み屋があるから軽くそこで一杯にしようと誘ったのだった。
すじ煮  入ると先客が2人呑んでいる。その2人の間の空いたカウンター席に立ち,まずは生ビールをいただく。そしておつまみもいろいろあるが,連れ合いが目をつけたのが「すじ煮」である。まあ,自分が前回来たときも「すじ煮」だったが,好みは同じなのであった。「すじ煮」を頼むと毎度おなじみ電子レンジで「チン」である。それでも軟らかく,充分美味しいのであった。
 ついでに「焼き魚」に何があるかと聞いたら「カマス」か「鯖」という答だったので,大好き「焼き鯖」とする。この焼き鯖も400円らしく,ここまでで生ビール400円也の2杯と,400円のおつまみ2品,締めて1600円で,2000円出し,おつりの400円がカップに入れられるのであった。
焼き鯖  鯖が焼き上がるまでに少々時間がかかる。その間にジョッキ1杯を飲み干してしまう。なのでお代わりである。生ビール2杯で800円。透明カップの中には400円。足りないので1000円出すと,これに800円のおつり200円をくれるのではなく,カップから300円持っていって,1300円からおつりの500円玉がカップに入れられる。結果的には同じだが,100円玉ばかり6個ではなく,500円玉1個と100円玉1個がカップに入るのだった。
 そうこうするうちに鯖が焼き上がりいただくが,なかなか美味しい。この鯖を残ったビールで流し,本日のちょい呑みは終わる。昼もちょい呑み,夕方もちょい呑み。休みの日はいいねえ。
−−−お銚子の仕切り線−−− 探検隊おまけの報告:
お品書き
このときのお品書きに掲載されていたもの(以前とはお値段がいろいろと変わっている。値上げしたもの,値下げしたものいろいろ。ちなみに飲み物は値上がりしてた。)
パリパリキュウリ,枝豆,らっきょ,フライドポテト→各200円
ポテトサラダ,冷や奴,コロッケ,メンチ,ウインナー,野菜炒め,肉じゃが,さつま揚げ,トマト,漬物→各300円
牛すじ,湯豆腐,水炊き,鶏から揚げ,焼き鳥,サラダ,トン足→各400円
豚カツ,とり野菜,キムチ鍋→各500円
焼き魚→400円から
−−−お箸の仕切り線−−− 探検時期:2016年4月  今回の探検目的:ちょい呑み
今回のお品書き:生ビール+ポテサラ+赤星(サッポロラガー)
今回の所要経費:400円+300円+550円→総計1250円
探検隊の報告:
ビール  春の歓迎会の0次会である。バス時間の都合でえらく早く香林坊に着く。ここで女性ならば洋服屋巡りでもするのだろうが,あいにくと買いたいものはなし。本屋へ行ってもいいのだが,「109」の裏へと出ると,おあつらえ向きにここ「ちょい吉」の提灯に灯りがともっている。それを期待して「109」の裏へ出たのだが,期待通りだったのでこの「ちょい吉」へ入ったのだった。
 先客が一人,湯豆腐をいただきつつ,ここ金沢ではあまり見かけないサッポロラガー,通称「赤星」を飲んでいる。「ほほう,ここには瓶ビールもあるのか。」と思いつつ,お品書きには書いてないので,ついつい「生ビールください。」と言ってしまう。しかしその生ビールサーバーの樽のビールが切れて,ジョッキに4分の1ほども入らず,樽の取り替えをしているので,「赤星ってもらえます?」と聞くが,先客さんが「もう入ってるよ。」とツッコミである。いやいちいちのご忠告である。もちろん自分ではダメかと思っての注文だったのだが,お店のおばちゃんではなく,赤の他人に言われるとむっとくるものである。まあ今のところは泡だらけであまり美味しくなさそうなジョッキの中身だが,ここまで入れているので,まあいいかと,追加で注がれて,泡が収まりいい感じになったジョッキのビールが出てくるのを待つ。そしてむっときた隣の客は無視して,ありがたくいただくこととする。
ポテサラ  さて,おつまみに選んだのは「ポテサラ」。前は「牛すじ煮」だったのだが,次の送別会で美味しいものを食べるだろうから,さらっと「ポテサラ」である。冷えたサラダが美味しい。
「出張ですか?」
とおばちゃんに聞かれるが,
「いや,宴会の0次会ですよ。」
と答える。今回はスーツにコートを着たままカウンターに立っている。コートも脱がずに突っ立っており,どこかからの出張で来ている会社員に見えたのか。
赤星  この生ビールまあ缶ビールのレギュラー缶程度の量なので,すぐに飲み干し,いよいよ
「赤星ってありますか?」
と聞いてみる。おばちゃんが冷蔵庫をごそごそと探し,「これはまだ温いわねえ。」などと言ってるので「無理にいいですよ。」と言うのだが,「あっ,これは冷えてる。」と1本取り出してくるので,それをいただくこととする。
 いつもの流儀で透明カップからお金を取り出していくのだがこれが550円なので,最初に入れた1000円では足りなくて,250円の追銭である。
 しかし赤星中瓶550円は自分の居酒屋相場で言うとお高め。生ビールも400円で,先日の立ち飲みの「キタムラヤ」の生ビール300円に比べてこれもこの量ではお高めという感じである。そんなこというと「ポテサラ」はどうなの?ってことだが,これも立ち飲みのこの店で,この量で300円というのはちとお高めか。これが250円だと「おっ,いいねえ。」って言うかな。200円だと「さすが,立ち飲み!」って言うね。というか,昨年いつからなのかここも全般に値上がりし,安い立ち飲み屋の感じがなくなっているのだった。ビール2杯とおつまみで1000円以内に収まってほしいねえ。
 ということで「ポテサラ」ひとつで生ビールと赤星を飲み店を去ることとする。しかし,やはり立ち飲み屋は明朗会計だなあ。
「じゃあ,ありがとう。」
と言うと,
「いってらっしゃい。」
とおばちゃんに送り出されるのであった。
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